高校生が9ヶ月間、政治イベントを開催して気づいた「若者の政治離れ」の本当の原因
300人規模のイベントを成功させても届かなかった層がいる。「政治」という言葉そのもののハードルに気づいた話。
「政治」という言葉の重圧 あなたは「政治」という言葉を聞いて、どんな気持ちになりますか? 私は学生団体「ミラコエ」の代表として、この9ヶ月間、若者の政治参加を促すイベントを開催してきました。国会議員5名を招いた「ミライ選挙」には300名が参加し、満足度は10点満点中8.45点。一見、大成功に見えるこれらの活動を通して、私はある重要な事実に気づいたのです。 若者の政治離れの本当の原因は、「政治」という言葉そのもののハードルの高さにある。
友達に「政治!?」と言われた瞬間の衝撃
7月5日に初めて開催した模擬投票イベント。200名を超える同級生が参加し、メディアにも取り上げられました。 でも、友達に「俺、政治教育のことやってるんだよね」と話したときの反応は忘れられません。 「政治!?」 その瞬間の、少し引いたような表情。別に悪気はないんです。でも、明らかに**「なんか難しそう」「自分には関係ない」**という空気が流れました。 あぁ、これか。これが「若者の政治離れ」の正体なんだ。 投票に行かない理由は「忙しいから」「よくわからないから」と言われますが、その前に「政治」という言葉を聞いた時点で、心のシャッターが下りてしまうんです。
2月の「ミライ選挙」で確信した課題
2025年2月16日、同志社高校で開催した「ミライ選挙」。5つの政党から国会議員をお招きし、「2030年の日本をどう作るか」をテーマに討論してもらいました。 アンケートには感動的なコメントがたくさん寄せられました。 「政治は遠い世界ではなく他人事にしてはいけないと学んだ」「自分の意見を持って政治に積極的な姿勢をみせていきたい」 でも、気づいたんです。参加してくれた人たちは、もともと政治に少なからず関心のある層だったということに。 本当にリーチしたいのは、「政治?何それ、難しそう」と思っている人たち。でも、その人たちは「主権者教育イベント」という看板を見た時点で、参加を諦めてしまうんです。
「政治」を「生活」と捉える
ここで重要な発見がありました。 政治って本来、私たちの日常生活そのものなんです。
- アルバイトの最低賃金
- 大学の学費
- 電車の運賃
- スマホのデータ通信料
- 将来の年金
これら全部、政治的な決定の結果です。でも「政治」という言葉で語られた瞬間、急に遠い世界の話になってしまう。
生活を良くするために政治に関わろうとする。そんな当たり前のことが遠い世界のように語られているのがすごく勿体無いなって思います。
「ぽりふぇす」という新しい挑戦
だから今、私は横浜市で「ぽりふぇす」というイベントの開催を計画しています。 主権者教育と縁日を掛け合わせた、全く新しい形のイベントです。 政治の話をするんじゃなくて、社会の課題を「自分ごと」として捉えてもらう。堅苦しい講演会じゃなくて、縁日のような楽しい雰囲気の中で、自然と社会について考える機会を作りたいんです。 学生団体ミラコエの「身近ルールカードゲーム」や、ポリバティさんによる「政治すごろく」も出店予定です。 このお祭りに参加される家族連れの方や若者の人たちには、いろんなゲームを通して、もっと気軽に政治や社会との繋がりを体験して欲しいと思っています。 「勉強」じゃなくて「体験」。「学習」じゃなくて「発見」。 そんな風に、政治のハードルをもっと下げていきたいんです。
あなたも、きっと既に「政治」をしている
この記事を読んでいるあなたも、実はもう「政治」に参加しています。 SNSで社会問題について意見を投稿すること。友達と将来の不安について話すこと。自分の住みたい街について考えること。 それら全部、立派な政治参加です。 「政治」という言葉に惑わされないで。あなたが社会について感じていること、考えていることは、とても価値のある「声」なんです。 私たち若者の声が、この国の未来を作っていく。でもその前に、「政治」という言葉の壁を一緒に壊していきませんか?
この記事を読んで、少しでも「政治って身近なものなんだな」と感じてもらえたら嬉しいです。そして、あなた自身の「社会への想い」を大切にしてください。 あなたはどう思いますか?身の回りで「もっとこうなったらいいのに」と感じることはありませんか? そんな小さな「想い」から、社会は変わっていくと思います。